シーンレスで使えるデイパックを目指して──「CITY Day Pack」に込めた想い

どんな服装にも馴染むシンプルなデザインのデイパック。このカジュアルバッグに機能性をプラスし、ビジネスシーンでも使えるアイテムにしたのが「CITY Day Pack」です。ブランドの立ち上げとともに誕生した、このリュックに込めた想いをお伝えします。

UNTRACKを象徴するアイテムは何かと聞かれたら、迷わず「CITY Day Pack」と答えます。ブランドが生まれた原点でもあり、最初に手がけたのがこのリュックでした。都市生活とアウトドア、オンとオフの境界を越えて活躍するUNTRACKの哲学を、最も端的に体現しているアイテムだと感じています。

リュックという選択には、今の時代ならではの背景があります。働き方が多様化し、ビジネススタイルのカジュアル化が進む中で、日常的にリュックを使う人は確実に増えてきました。私自身も毎日リュックで通勤していますが、今ではビジネスパーソンの半数以上がリュックという印象すらあります。だからこそ、どんなスタイルにも合わせやすく、かつビジネスでもきちんと使えるリュックをつくりたかった。それが「CITY Day Pack」の出発点です。

「CITY Day Pack」はシンプルな見た目ながら、使いやすさにこだわった機能を備えています。たとえばトップポケット。電車内でリュックを前持ちした時に、立ったままでもスマートフォンや名刺ケースなどにサッとアクセスできるように設けたものです。

また、両サイドのポケットも特徴的で、片側はオープンポケット。もう一方は、ポケットがあるように見えないデザインにこだわり、セキュリティ性を高めたファスナー付きのファンクションポケット。あえて左右の仕様を変え、使い分けができるよう工夫しました。どちらもリュックを背負ったままアクセスできるように、取り付け位置にもこだわっています。

さらに、ビジネス用途を意識し、PC専用の収納スペースも設けています。水滴のついたボトルや傘などと分けて収納できる構造に加え、マウスやテンキーといったガジェットを収められる吊りポケットも装備。この「2.5層構造」ともいえる仕様も、CITY Day Packの大きな特徴のひとつです。

背負いやすさにも徹底的にこだわっています。社内の約80人の体型データをもとに開発した独自の「ユニバーサルハーネス」は、誰でも自然にフィットしやすい角度や位置を追求。さらに、夏場でも快適に使えるよう、背面やハーネス裏にはメッシュ素材を採用しました。

 サイドポケットにチノパンのポケットの仕様を採用、ファスナーの引き手には“扇タロン”と呼ばれるヴィンテージのジッパーをオリジナルで再現するなど、ディテールにもこだわりました。見た目のさりげなさの中に、自分たちなりのこだわりを詰め込んでいます。

CITY Day Packは、自分自身が日々感じてきた“デイパックにこんな機能があればいいな”を形にした、いわば理想のリュック。現時点で、ほぼ完成形に近いと感じているモデルです。さまざまな素材のバリエーションを展開しているので、UNTRACKの哲学を体現するこのバッグをぜひ一度手に取ってみていただけるとうれしいです。

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